MEGAオリパが9月30日でサービス終了。PTは払い戻されず失効、当選カードの発送申請は10月7日まで

何が起きたか
オンラインオリパ「MEGAオリパ」(megaoripa.jp)が、2026年9月7日に公式サイトのお知らせでサービス終了を告知した。ガチャの提供は2026年9月30日(水)23時59分で終わる。告知は公式LINEにも届いた。
終了の理由として告知が挙げたのは、「運営体制を維持し、これまでと同じ品質でサービスをお届けし続けることが難しいと判断いたしました」の一文だけ。赤字だったのか、人手が足りなかったのかなど、具体的な事情は書かれていない。
日程は次のとおり。9月30日23時59分にガチャの提供終了と保有PTの失効。10月7日23時59分に発送申請の受付終了。10月15日にサイトの公開終了と問い合わせ窓口の終了。PTの新規販売をいつ終えるかは、告知に日付の記載がない。
公式X(@Mega_shiba48)は、8月31日まで限定ガチャを告知し、そのたびに1,000PTのプレゼント企画を付けていた。9月に入ってからの投稿は当選者の発表だけで、確認できる最後の投稿は9月6日15時。終了の告知はXには出ていない。9月25日時点のトップページには、終了のお知らせと並んで「4と8がつく日はMEGA柴祭り」のバナーが出ており、ガチャも引ける状態だった。
オリ得の判定: 急いで動く
得をする話ではなく、損を小さくする話。保有PTは払い戻されずに失効する。当選済みで未発送のカードは、10月7日23時59分までに発送申請しないと受け取れなくなる。
追加のPT購入はしない。残ったPTは9月30日23時59分までに使い切る。未発送のカードがあれば、締切を待たずにすぐ申請する。
確認できていること
保有PT: 告知は「現在お持ちのPTは、2026年9月30日(水) 23:59をもって有効期限を迎え、それ以降はご利用いただけなくなります」とし、払い戻しには触れていない。利用規約(最終更新は2025年12月8日)には「有償コインの払戻しは法令で必要な場合を除き一切行いません」とあり、コインの有効期限は180日間で、利用契約終了時は消滅すると書かれている。
資金決済法との関係: 前払い式の残高は前払式支払手段にあたる。発行をやめるときは残高を払い戻す義務がある(同法第20条第1項)が、発行の日から6か月以内に限り使えるものは対象外になる(同法第4条第2号・施行令第4条第2項)。規約上180日で失効するPTは、この適用除外にあたる設計だと読める。ただしこれは当時の読みで、個々の購入分が払い戻しの対象になるかは、購入日や残高の内訳による。
当選済みのカード: 期限までに申請した分は、サービス終了後であっても最後の1件まで必ず届けると告知に書かれている。発送状況はサイト終了後もメールで案内される。特定商取引法に基づく表記の発送時期は、発送依頼を受けた日から3~14営業日以内。上限の14営業日で数えると、9月25日に申請した分は10月16日、10月7日に申請した分は10月28日で、いずれも問い合わせ窓口が閉じる10月15日より後になる。
7月の発送遅延: 2026年7月に、当選品が1か月以上届かないという投稿が広がった。運営は7月17日に「発送遅延に関するお詫びとご報告」を出し、一部の利用者については「不正疑惑」の調査のため発送を保留していた、と説明した。
運営会社: 特商法表記の販売業者は株式会社T-space(愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート9F)。法人番号は1180001150908で、指定年月日は2022年4月15日。代表者は中村賢大(代表取締役、2026年1月1日就任)。古物商許可は愛知県公安委員会 第541162306100号。設立は2022年4月8日、資本金は200万円。特商法表記の商号・所在地・代表者は、登記と一致している。
運営体制: 登記上の役員は取締役1名のみ。代表取締役は設立から4年足らずで3人目で、2025年10月26日のプレリリースの約2か月後に現在の代表が就任している。会社サイトは従業員84名(連結248名)と表示するが、日本年金機構の記録で厚生年金の被保険者は4人。業務委託や別会社の在籍者は入らないため数字が一致しないことはあるが、開きの理由は公開情報からは分からない。
法令まわり: 愛知県公安委員会が2026年9月1日現在で公開する古物商の一覧に、T-spaceもmegaoripa.jpも見当たらない。一覧に載るまで時間がかかるとして、載っていないことが直ちに古物営業法違反になるわけではないとも断られている。特商法表記には電話番号の記載がなく、請求があれば提供するという一文もない。問い合わせ窓口はメール(support@megaoripa.jp)とサイト内フォームだけ。
事業の位置づけ: 登記の事業目的は催事の運営、クラウドサービス、労働者派遣など17項目で、古物商は含むが、トレーディングカードやオリパを指す文言はない。コーポレートサイトの事業は「SaaSプロダクト開発」と「Webシステム開発」の2つで、MEGAオリパには触れていない。MEGAオリパはプレリリースから約11か月で終わる。
集客: オリパの顔は、柴犬のキャラクターで発信するインフルエンサー「MEGA柴」。公式Xで、2025年8月30日に「このサービスを始める為に始まったのがMEGA柴です」と投稿している。2026年5月下旬には旧公式Xが凍結され、以降はMEGA柴のXが公式の発信を引き継いだ。MEGA柴がT-spaceの役員や従業員なのかは、公開情報からは確認できない。
こうすると損が小さい
1. マイページでPT残高を確認し、追加のPT購入はしない。
2. 残ったPTは、9月30日23時59分までにガチャで使い切る。
3. 当選済みで未申請のカードがあれば、すぐに発送申請を出す。締切は10月7日23時59分。引いたカードはその日のうちに申請すると、窓口が開いているうちに届く見込みが高まる。
4. 当選履歴、発送申請の画面、PT残高、購入履歴、運営からのメールをスクリーンショットで保存する。サイトは10月15日に閉じる。
5. 登録メールアドレスを受信できる状態にしておく。終了後の発送案内はメールで届く。
6. 不明点は10月15日までに support@megaoripa.jp へ問い合わせる。告知ページや特商法表記も、サイトが閉じる前に保存しておく。
発送も連絡も止まったときの相談先は、消費者ホットライン「188」、警察相談専用電話「#9110」、弁護士や法テラス。クレジットカードで購入した分は、カード会社へのチャージバックも検討できる。
分かっていないこと・注意
PTの新規販売をいつ終えるかは、告知から読み取れない。買えたとしても9月30日23時59分で失効し、払い戻されない。
終了の具体的な理由は分からない。7月の発送遅延、旧公式Xの凍結、代表取締役の交代などが並んでいるが、運営が終了の理由として挙げたものではなく、因果関係は確認できていない。利用者の側には資金面を推測する声もあるが、推測にとどまる。
「必ずお届けします」という告知どおりに発送が進むかは、これから分かる。7月には発送目安を大きく超えた実績があるため、申請した側が記録を残しながら見ていく必要がある。9月25日時点では、払い戻しがないことへの抗議や、発送されないまま終わるという心配の投稿は目立っていない。運営が詐欺だったと判断できる事実も、現時点では確認できていない。
2026年はオンラインオリパの終了が続いている。爆劇オリパ(6月)は発送が滞った末に突然終了し、当選済みの景品にも対応できないとした。皇帝オリパ(8月)は約4週間前に予告し、消化用ガチャを案内した。オリパ部!(9月)は終了日の2週間前に告知し、有償コインを払い戻すと明記した。MEGAオリパは23日前に告知し、残高は払い戻さない一方、終了後の発送は約束している。
この記事は2026年9月25日時点の確認に基づく。
